縁結びパワー絶大な神社と、まるで和風異世界なアンティーク着物店【今宮神社/戻橋】〈京都〉

4月の話になるのですが、3泊4日で京都旅行に行ってきました。
1日目はお礼参りに今宮神社と、着物好き界隈では有名な戻橋さんへ。
初日から充実した充実した旅になりました!
今宮神社
最初に参拝したのは2016年頃。
ずっと婚活していた従姉妹のためにと
訪れたのが今宮神社でした。

ものすごく立派。
遠目からでもすぐにわかります。
今宮神社は平安建都以前に建てられた由緒正しい神社。
平安京で流行した疫病を鎮めるために疫神を祀り、
御霊会を行ったのが始まりとされています。
健康長寿・災疫鎮静の社とされていますが、
もう一つ有名なのは縁結び。
なんせ別名「玉の輿神社」とまで呼ばれるくらいです。
というのも、ここは5代将軍徳川綱吉の生母である
桂昌院が再建した神社であるため。

桂昌院(お玉)は「玉の輿」の語源にもなった歴史上の人物。
八百屋の娘から将軍・徳川家光の側室となり、
次代の将軍の生母という大出世を成し遂げた
まさにシンデレラストーリーを持つ女性。
人柄も非常に優れた方だったようです。
そんな桂昌院が再建に尽力した今宮神社は
彼女にあやかって強い縁結びのご利益があるとされ、
京都の中でも特に有名なパワースポットの1つになっています。
なのでド直球に「玉の輿お守り」なんてものも売っています。

だるま守りのイラストも可愛い(笑)
「従姉妹が結婚できますように」とお参りに来たのが数年前。
今、その従姉妹は無事結婚して2人の子どもを産んで幸せに暮らしています。
それも裕福な家庭と呼べるレベル。
まあ従姉妹自身が優秀な人で大手に勤めているというのもありますが。
当時は県外にまで婚活に行くほど焦った様子で
見るからに疲弊していたのに…
本当に良かった!
やっぱりご利益は本物なのかも!!
ということでお礼参りに来ました。
私にも何かしらのご縁があれば良いなぁ
なんてわずかに思いつつ (;´∀`)
恋愛云々を抜きにしても人との良縁が新たにできるのは
素晴らしいことだと思うので。
社会人になると基本的に家→職場→家の行き来しかしなくなるの
本当良くないと思う ( ˙-˙ )
しばらくここにいたいと思えるような
居心地が良い空気を感じられました。
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今宮神社の境内
社は大きいですが、境内は周りきれないほどではありません。
▼本殿

立派な御本殿です。
例によって正面からではなく斜めから。
隣のピンクの花が可憐で美しいです。
▼織姫社

本殿の左側にあるのは織姫社。
西陣織の守り神であり、七夕伝説の織姫に
機織(はたおり)を教えたとされる神
栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)をお祀りしており
技芸上達のご利益があります。
もちろんこちらにもお参りしてきました!
技芸上達してくれ〜(そのためにいっぱい練習しろ自分〜)
▼阿呆賢さん(あほかしさん)

「重軽石(おもかるいし)」とも呼ばれる聖石。
確か伏見稲荷にも似たような石があったはず。
願い事をする前と後で重さを比べ、
する前より軽いと感じたらその願いは叶う、とされます。
…が、小心者の自分はそれで万が一にも重いと感じてしまったら
願いが叶わないショックに打ちひしがれそうなので(;´∀`)
もう一つのご利益を頂くことに。
それは病気平癒。
快復を祈りながら軽く石をなでて、
その手で悪いところをさすれば良くなるとのこと。
とにかく首と肩を入念に撫でました(深刻)
▼お玉の井
今宮神社には入り口がいくつかあるのですが、
旅行ガイドには今宮神社とセットで紹介される
あぶり餅の店舗側からの入り口近くに手水舎があります。

桂昌院が寄進したため別名「お玉の井」とも呼ぶそうな。
他にも様々な社があるのでとても面白いです。
閑静な場所にあるので静かですし、
とてもリラックスできます。
すぐ近くに楽しめるグルメがあるのも大きいですね!
今宮神社名物の「あぶり餅」は
竹串の先の餅を炙って甘い白味噌タレをつけた厄除けの菓子。
参道の両端に「一和」「かざりや」の2店舗があります。
同じようで微妙に違う2つのあぶり餅は
食べ比べしたいところですが、一度に10本近く出されるので
お腹がちょっと無理かも(笑)
ですが今宮神社に参拝したこの日は…

両店舗ともまさかの定休日
ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。
あの味をもう一度食べられると思ってたのにいい
すごく美味しかったことを覚えているので残念…
完全にリサーチ不足でした。

ちなみに2016年に食べた時の写真↑
どちらの店舗で食べたのかは忘れました( ̄ω ̄;)
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戻橋
Twitterでその存在を知って以来
ずっと行きたかったんです!
店名の通り、晴明神社近くの戻橋付近にあるお店です。
今宮神社からバスで晴明神社前で降りて行きました。

せっかくなので戻橋にも。

名前の由来は、遠くに住んでいた子供が
父の死を聞きつけて京都に帰ってきた時、
父の葬列がちょうどここを通っており
棺にすがって嘆き悲しみ、神仏に祈ったところ
一時的に父が蘇生して、2人は最後の言葉を交わせたという伝説から。
太平記にはここで美女にやつした
鬼女に出逢ったという伝説もあるとのこと。
晴明神社の近くにあるだけのことはあります。

残念ながら橋も橋の下もコンクリートで、
あまり風情は感じられないです。
ただどうにも木々が鬱蒼としていて
昼間でも薄暗い感じがちょっと雰囲気がありますね。
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アンティーク着物店戻橋(modoribashi)

異世界 (゚ロ゚;)??
たくさんのアンティーク着物を扱っている
着物屋さんです。
呉服屋さんと違ってリーズナブルだし
気軽に入れる雰囲気ですが、
それにしても世界観がすごい。
異世界大正時代みたいな感じ。

右奥の「電話室」の中にはマネキンがあります。
最初人がいるのかと思ってびっくりした。

男性用の着物も売っています。

レトロ感あるバラのガラス戸に細かなインテリア。
照明の光でキラキラしてます。

レジ前。きらびやか〜!

2階に上がる階段。
とにかく色のコントラストがすごいです。
階段が急なのでちょっと注意。


上った先もすごいー
何だ「治療室」って。しかも骸骨。

奥も所狭しとレトロで妖しげなものが。

2階は特にフォトジェニックな空間でした。
ふかふかのソファもあり、撮影スペースがメインです。


ガラスの品々。奥にあるケージの中で
黒猫を飼っているそうなのですが
この時はよくわからず。

おもちゃの注射器やらビーカーやら。
若干厨二病が疼く(笑)


細かいガラス製品や貝、さらには骨も。
値札が付いているのは売り物です。

金属の点滴の袋?みたいなものの中には
鬼灯や赤い液体が。
人形も入っているのがまた不気味。
2階の奥にはまさに大正浪漫のようなマネキンが。
将校さんと着物美女?

3階に上がると不気味さは一旦落ち着きます。
着物よりも帯締めや帯揚げなどの小物が多いです。

男性用羽織紐がずらり!
足元には女性用の紐が色ごとに分けられて
箱に入っていました。

外国の高級感ある真っ白なバスタブに
バラを思わせる赤系の小物を入れたディスプレイは
面白いと思いましたね。
ここ戻橋さんは500円均一で着物を買える
「キモノフリマ」など、高価なイメージのある着物を
気軽に手にできる機会もあります。

もうとにかくすごかったです。
着物に興味がない方もぜひ一度
訪れてみてください!圧倒されますよ。
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まとめ
その後はウサギノネドコさんの
鉱石パフェを食べるために二条駅に移動。
ウサギノネドコさんについてはこちらの記事にまとめています↓
見るも美しい水晶パフェは芸術品。鉱物愛に満ちた特別なお店のスイーツ
その後両親と待ち合わせていた
(今回の旅行最大の目的が祖母のお墓参りのため)
京都駅に戻って、確かヨドバシカメラ内の
フードコートにあったお店で夕飯を食べました。

適当に入ったお店でしたがお肉が美味しくて
店員さんも明るくてすごくよかった。

そもそも新幹線で京都に到着したのが
12:00過ぎだったので、1日目はこのくらいが限界。
春の旅行でしたが基本的には通年の京都のお話です。
充実の京都旅行、まだまだ続きます。
【今宮神社】
▼住所
〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
▼最寄バス停
今宮神社前だと楼門の目の前、
船岡山前だと神社の鳥居から入れます。
今宮神社へは直進するだけ。
▼営業時間
9:00〜17:00
※あぶり餅は両店舗とも10:00〜17:00
【アンティーク着物店戻橋(modoribashi)】
▼住所
〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
▼最寄駅
バス停「堀川中立売」徒歩5分
地下鉄「今出川駅」より徒歩20分
私はバス停「晴明神社前」で降りました。
▼営業時間
13:00〜18:00
木曜定休日
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